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下腿骨骨折 サッカー 中学生

先日の土曜日午後診療後にサッカーでケガをした中学生が来院されました。

待合室ではケンケンで歩いており、足首にはテーピングを巻いておりました。

発生起点(原因)を聞きましたら、ジャンプで競り合って着地の際足を着いたらバキッと音がしたそうです。

直にトレーナーに診てもらい、骨は大丈夫だね!足首にテーピングを巻いてくれたそうです。

診察をすると足首には腫れもなく、触っても痛みはありませんでしたが、下腿部全体に腫れが見られました。

触診をすると、下腿全体に痛みを伴っておりました。

骨折を疑い下腿をエコーで見ていきましたら、腓骨という骨に骨折線が見られました。

土曜日の午後であり提携している病院も休みの為、直にギプス固定を行い、松葉杖にて体重を免荷(体重をつけない)処置を行いました。

固定を行うと痛みが少し楽になり、上手に松葉杖で歩いていました。

腓骨という骨があそこで折れるのは非常に珍しいために、トレーナーではわからなかったのだと思います。

ケガ(骨折)というのは同じ骨折はないと言われておりますが、本当に難しいものだと思います。

しっかりと触診を行い患部の確認を行うことは非常に大切だと感じた症例でした。

授業で診察法を教えておりますが、教科書では書かれているものの、実際に診ていく事の難しさを学校で教えていきたいと思います。

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