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山田接骨院ブログ

手首の骨折(コーレス骨折)経過報告

手術適応の複雑な手首の骨折の経過報告をさせていただきます。

手指の浮腫で経過が思わしくなかったのですが、最近浮腫も落ち着きはじめ良い方向に向かっております。

浮腫軽減の治療と並行して関節可動域訓練と筋力強化の治療を行っているため、関節可動域・筋力は、共に回復しております。

変形(外見から見る事の出来る骨の形)もほとんどなく、左右どちらが骨折をしているかわからない状態に治っております。

転位の大きいコーレス骨折の場合、一般的には変形が残ってしまうことが多く、特に撓側転位と言って、親指側に曲がってしまう転位と尺骨茎状突起と言って、手首の外側の骨の出っ張りが、下方に落ちてしまう転位が残ってしまうのが9割以上10割に近いほどと言われております。

今回の症例は非常に上手くいっております。上手くいった原因は、正しい角度まで整復を行い、再転位しない固定を行った事にあるのだと思います。

今回、外見上非常に上手く治って、本当に良かったと思っております。後は日常生活に支障の残らない様、元の状態に戻る様にスタッフ一同リハビリをして行きたいと思います。

リハビリには、何といっても患者様の努力・協力が必要です。患者様に大変感謝いたしております。共に頑張りましょう。

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