山田接骨院ブログ
上腕骨外顆骨折 小学生
先日高井鉄棒から手から落ちて肘が痛く、学校ですぐに整形外科に行ったそうですが、レントゲンを撮り捻挫の診断でした。
その後も痛く、お母さんが心配して当院に来院しました。
触診を行うと、上腕骨外顆部に限局性の圧痛を確認できました。
経験から骨折と判断しギプス固定を施しました。
2週間でギプスを一時的に外し、エコー検査を行いました。
思った通り広範囲に仮骨が出現していました。
仮骨が出ているということは骨折をしていたことになります。(画像はツイッターで確認ください)
上腕骨外顆骨折は、体の中でも難しい骨折になります。
遅発性尺骨神経麻痺と言って、20年から30年後に、手の麻痺を起こすこともある、注意しなければならない骨折になります。
今回しっかりと固定をしたことにより、良く治ると思いますが、まだまだ心配です。
関節可動域訓練に時間を要すことがありますので、これから固定を外してからの、リハビリが大切になります。
レントゲンでは確認できない骨折が又ありました。
レントゲン以上に判断できるのは、指だと確信しました。
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